こんな疑問にお答えします。
- 子どもの日に菖蒲を頭に巻く意味や由来
- 菖蒲の巻き方
- 菖蒲を手に入れる方法
- 地域によって違う様々な菖蒲の使い方
では早速見ていきましょう。
子どもの日に菖蒲を頭に巻く意味や由来
中国の『端午の節句』が発祥
子どもの日つまり『端午の節句』と菖蒲の関係は古い時代の中国にさかのぼります。
中国では月初めの『端午の節句』の時に使われたのが始まりです。剣のような形や強い香りの菖蒲は厄除けや邪気を祓うため、また薬草として使用されました。
この風習が日本の宮廷に伝わるころには『端午の節句』は5月5日と定められました。
江戸時代には一般庶民にも知れ渡り、薬草として使われていた菖蒲をお風呂に入れて『菖蒲湯』として楽しむ習慣ができました。
子どもの日と菖蒲
端午の節句は菖蒲というのが定着した理由があります。
武家社会であった江戸時代に菖蒲は『勝負』『尚武』とかけて男の子が元気にたくましく成長し、出世してほしいという願いが込められたからです。
菖蒲を頭に巻く意味
菖蒲を頭に巻く意味
一番長い菖蒲を頭に巻くと『頭がよくなる』という言い伝えがあります。
ちなみにお腹に巻くと『健康になる』と言われています。
菖蒲の巻き方
菖蒲湯につかりながら菖蒲を頭に巻くのが良いようです。長い菖蒲をを鉢巻のように頭にぐるっと一周、巻きます。
菖蒲を手に入れる方法
菖蒲はホームセンターや生花店等で期間限定で販売されています。また、ネット通販でも購入することができます。
地域性あり!菖蒲の使い方いろいろ
菖蒲には厄除け・邪気を祓うなどの言い伝えがあり、また香りも独特なので地域によっては様々な言い伝えとともに風習が残っています。
菖蒲湯
菖蒲の葉を湯船に入れて入浴します。
ほぼ日本中にあった風習ですが戦後は少なくなっています。
菖蒲酒
菖蒲の根をスライスして日本酒に30分ほどつけておきます。
桃節句の甘酒と同様、甘くして子どもに飲ませることもありました。
菖蒲枕
菖蒲を布に包み枕として使います。独特の香りが頭を刺激して頭が良くなると言われています。
子どもの日に菖蒲を頭に巻く意味や由来は?巻き方は?地域によって違う? まとめ
- 菖蒲は昔から厄除けや邪気を祓いとして『端午の節句』で使われている
- 菖蒲を鉢巻のように頭に巻くことで「頭が良くなる」と言われている
- 各地域よって様々な菖蒲の使い方の風習が残っている
子どもの日と菖蒲は昔から深い関係があったんですね。住んでいる地域によって色んな風習があって興味深いです。
また、独特な香りでアロマテラピー効果でリラックスできます。
菖蒲は春から5月の初旬に手に入れることができます。ぜひこの機会に試してみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。