この記事では『はざまのコドモ-息子は知的ボーダーで発達障害児-』のあらすじ・感想と無料で読む方法をご紹介します!
作者
原作:君 影草
漫画家:沖田×華さんのアシスタントをしている君影草(きみ かげくさ)さん。君さんとお子さんヨシ君のエピソードがこの本の題材になっています。
漫画:沖田×華
富山出身の漫画家。自身も小学校4年生の時にLD(学習障害)とADHD(注意欠如多動症)の診断を受けています。
看護師、風俗嬢を経て2008年漫画家デビュー。
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『はざまのコドモ』
生まれてから診断されるまで
「育てにくい子ども」だったヨシ君。
特に安定して寝ることがなく「赤ちゃんってこんなもの?」と思いながら、寝ないヨシ君に付き合い続く寝不足の日々毎日。
病院に連れいていくも「様子を見ましょう」と言われるばかり。挙句の果てには「そんなに子どもを病気にしたいの?」と説教される始末。
ネット見つけた『睡眠障害』という言葉にピンと来たお母さんはワラにもすがる思いで専門の病院を受診し、ヨシ君は”睡眠障害”と診断され治療を開始します。
ヨシ君、小学生になる
睡眠障害と診断されてほどなく、ヨシ君は小学生に。小学校にも状況を伝えていざ入学。
しかし小学校でのヨシ君は
- 下駄箱の前で寝る
- 教室の廊下で寝る
- 勝手に教室を出て行ってしまう
などの問題行動がとまらず、担任の勧めで発達障害に詳しい病院を受診することになります。
実はヨシ君が小さいときから発達障害を疑っていたお母さん。一度は病院に行っていたのですがその時の診断は「様子をみましょう」でした。
そんな過去があったので、また同じように言われるのではと恐る恐る病院に行くと。。
ようやく診断がおりる
ようやく診断がおりヨシ君は『※広汎性発達障害で知的な遅れあり』
※現在は『自閉症スペクトラム』に名前が変わっています。
ここでやっとお母さんもほっとします。育てにくかったのは発達障害があったからだったのです。
発達障害とは
最近よく聞くワード『発達障害』
自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの
「発達障害者支援法」より
このように定義されていて『生まれつきの脳機能の障害』と言えます。
一時期は親の関わり方の問題と言われたこともありましたが、全くそうではありません。
ヨシ君が診断されたのは『広汎性発達障害』です。現在は『自閉症スペクトラム』と言われています。
この障害のある人は
- 対人関係が上手く築けない
- 言葉での表現が苦手
- 興味関心が狭く特定のものにこだわる
などの特徴があります。
知的ボーダーとは
『知的な遅れがある』と言われたヨシ君ですが実は『知的ボーダー』でした。境界域知能ともいわれます。
知的発達はIQによって示されます。およそ50%の人がIQ90~110の間に存在します。
IQとは知的な発達を示す数字で”100”が中央値となります。
IQ75~70以下の人は知的な遅れがある、すなわち『知的障害がある』と判断されます。
主人公ヨシ君は年齢平均よりやや遅れがあるけれども、確実に遅れがあるとも言い切れない『知的ボーダー』。
できることも多いけどできないこともある微妙なライン。『はざま』の子どもなのです。
理解されないヨシ君
発達障害や知的に大きな遅れのないボーダーラインすなわち『はざま』いるヨシ君のようなタイプのお子さんは周りからの理解が上手く得られない場合があります。
得意なことや興味のあることには積極的に取り組んで力を発揮することができる反面、苦手なことや興味のないことに取り組むことが難しいんです。
「わがままな子」「自分勝手」「好きなことしかやらない」「サボっている」など誤解をされることが多いです。
まさにヨシ君もそうで、先生に叱責されることが増え、自信を失い意欲を失っていくのでした。
その後、ヨシ君は自分の力を発揮できる進路を見つけていきます。
まとめ
この本にはお母さんとヨシ君が二人で道を切り開いていった軌跡が描かれています。育てにくい子ども、周りに理解されない辛さ、支援を受けることができない『はざま』のヨシ君。
発達障害や知的ボーダーのお子さんがいる家族の方や発達障害を全く知らない方にも読んでいただきたい一冊です。
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