こんな疑問にお答えします。
- 男の子の節句の知識
- こいのぼり、五月人形、兜を飾る意味
- 初節句ではいつからいつまで飾るべき?
- 初節句のお祝い、お返し
それでは早速見ていきましょう。
こいのぼり、五月人形、兜を飾る意味は?
こいのぼり
江戸時代、武家では男の子が生まれるとその家の家紋が入った『のぼり』を立てる風習がありました。
江戸中期以降、力をつけてきた町人たちが武家の『のぼり』に対抗して「厳しい環境に耐え、立派に成長する」象徴である鯉を飾るようになったことが由来とされています。
昔の中国には流れの激しい滝を昇り切った鯉が竜になり天に上った「登竜門」の言い伝えがあり、それにちなんで鯉が選ばれました。
もともとは黒い真鯉だけだったようですが、明治時代に赤い緋鯉、昭和になって青や緑などの子鯉も飾られるようになりました。
五月人形(鎧・兜)
鎧だけのもの、兜だけのものも合わせて五月人形と呼びます。
鎌倉から室町時代に爽やかな5月に鎧や兜を出して家の中に飾る習慣がありました。ジメジメした梅雨になる前に虫干ししました。
鎧や兜は身体を守ってくれるものです。五月人形の鎧や兜には
- 身を守るためのお守り
- 病気や事故の厄払い
- 力強く成長してほしい願い
このような意味が込められています。
初節句 こいのぼり、五月人形、兜はいつからいつまで飾る?
いつまでに購入する?
初節句の場合は余裕を持って2ヵ月前には手元に用意できるようにしておくべきです。
モノによっては名前や家紋を入れてもらえるものがあります。そういったものは購入後の発注になるので1か月はかかると思っておきましょう。
お値段がお手頃であったり、人気の商品は早くに売り切れてしまいますので、購入は早ければ早いほどよいです。
いつからいつまで飾る?
飾り始める時期はひな祭りが終わったら飾り始めてもいいという説もありますが、およそ4月中旬ころが無難でしょう。
片づけるのは5月下旬とされていることが多いようです。
4月生まれの男の子の初節句
4月に生まれるとすぐに初節句(5月5日)がやってきます。
新生児の間は体調が不安定なことも多いので、翌年を初節句とするして落ち着いてからお祝いしても良いとされています。
初節句 こいのぼり、五月人形、鎧・兜は誰が買う?
- 嫁入り道具の一つとされており、母方の両親が買う
- 男の子の初節句は父方の実家、女の子の初節句は母方の実家
諸説ありますが、最近ではそのようなことにこだわらず、両親が用意することもあります。
初節句 お祝いとお返しについて
初節句のお祝い
祖父母はこいのぼりや鎧兜、五月人形を贈ることが多いです。その他の親戚では5000円~10000円くらいが相場です。
他にはお祝いの品を送る場合もありますが、すでにあるものや他の人と重複しないように事前にリサーチしておくことをお勧めします。
初節句のお祝い返し
いただいたお祝いの3分の1~半額くらいの品物をお返しとして贈るのが一般的です。
例えば
- お菓子
- 実用品(タオルなど)
- 商品券
- ギフトカタログ
このあたりが喜ばれています。
お返しはいただいた月の末までに渡すとよいでしょう。
初節句 こいのぼりや五月人形、鎧・兜について まとめ
- 初節句のこいのぼり、五月人形などは遅くても子どもの日の1か月前には準備しておく
- 飾る時期は4月中旬~5月下旬頃
一生に一回のお子さんの初節句。準備は大変ですが楽しい時間です。
男の子はこいのぼりや鎧・兜が大好きなので飾るとすごく喜んでくれますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。